ワンダーフェスティバル2017夏

新作として『TIGER&BUNNY The Rising』からキース・グッドマン、 『ユーリ!!! on ICE』から勝生勇利とヴィクトル・ニキフォロフをPinky:st.で作りました。


また虎の遊具を少し改修して新規として申請しました。少しでも原型をいじると再販扱いに出来ないそうです。
作品タイトルを『虎徹のニューマシン☆』とちょっと変えています。
外見には変化ありませんが、足の向きを自由に出来たのが意味があまりないうえに作りにくさにもなっていたので、 ダボを作って固定化しました。それと胴体にくっ付いていた尻尾を別パーツ化しました。さらにハンドルの軸は レジンで複製せず、3mmプラ棒をカットして片側を半円形に加工したものを付属させることにしました。
見た目は変わらないのでここでの掲載は割愛します。GALLERYのWF2017冬を見てください。


『HERO's BAR チェアセット』も再販しました。これはこの回で最終販売で今後の再販は予定していません。


過去作のPinkyも展示のみで申請して、当日はキースと一緒に飾っていました。

Pinky:st. キース・グッドマン ~ The Rising Ver.~~

1年ほど新作Pinkyがなかったので確実に出したかったということもあり、タイバニなら版権申請が通るだろうということでキースさんに決定。

過去作のようにスーツを付属させてもよかったけど、Pinky自体がもうディーラーの少ないジャンルなので、 私服のみにして値段を下げた方が手を出しやすいだろうかという判断をしました。


服装はわりとシンプルだったので、制作時間のほとんどは髪の毛パーツにかけています。
前髪はすんなり形が出たのですが、後ろ髪の流れはいろいろと悩んで試行錯誤の日々でした。
それでも完成までは早かった気がします。


塗装も色数が少ないので楽でした。
特に派手さもなく、ポーズも凝ったものではないですが、結構お気に入りだったりします。

Pinky:st. 勇利&ヴィクトル ~バルセロナ観光~

『ユーリ!!! on ICE』はここ数年で久しぶりにどっぷりハマったアニメでした。
なのでPinkyで作るというのは私としては当然流れでした。

まだ設定資料発売前で、番組を録画したものを何回も見直して作っていました。
二人のコートはすんなりと完成しましたが、やはり髪の毛のパーツで苦労しました。特に勇利は競技のシーン以外ではざっくりとした 髪型なので、ばさばさした感じが出しにくいものでした。
ヴィクトルは全体的に流れのある髪型なのでイメージはつかみやすかったのですが、納得のいくかたちにするのには手間がかかりました。

最大の難関は勇利の眼鏡でした。透明レジンで作ればいいと考えて、いろいろ調べてクリスタルレジンNEOというものを使いました。気泡が抜けやすく、 黄変もしにくく、透明度が高いというのが理由です。
実際に使ってみたところ、硬化不良の連発でした。眼鏡パーツ1つあたりで主材と硬化剤、合わせて5gも使わないのですが、これだけ量が少ないと混合比が 非常にシビアになるようでした、0.05g単位で合わせる必要があります。0.05gの計測となると手を近づけるだけでスケールの数字が動いてしまいます。
仕方ないので眼鏡パーツを普通のレジンで複製して、一度に10個作れるシリコン型を作り、透明レジンの使用量を増やすようにして対応しました。
粘度が高いため型に流れ切らないことが多く、成功率は4割程度でした。しかもこのレジンは完全硬化に24時間かかるので、普通の複製のようには作業が 進みませんでした。
さらに、このレジンは両面型の隙間に浸透しやすくバリがどうしてもできる上に、シリコン型に食いつきやすいというやっかいな性質がありました。

なんとか眼鏡の数は揃いましたが、もし再販することがあるなら別の方法を考えた方がよさそうです。

ヴィクトルのセーターの模様が複雑でマスキングが大変でしたが、それ以外はあまり塗装での苦労はなかったように思います。

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